霊と除霊について

皆様は、霊についてどうお考えですか?世の中には「霊感が強い人」もいれば、霊の存在などまったく考えてないという人もいます。しかし、皆がそれぞれスピリチュアルのその先にある「何か」を感じているのではないでしょうか?この記事では、霊や除霊についてご紹介しています。霊の存在が私たちに与える影響について、霊の存在など考えたことのない人も、この機会にぜひ考えてみてください。

霊が人間に及ぼす悪い影響「霊障」について

除霊

霊障は、悪霊が人間に及ぼす体調不良、精神異常、不幸の連鎖などの総称です。霊障は、主に低級霊が取り憑くことで引き起こされます。原因のよくわからない長引く体調不良があると、特に霊の存在など信じない人でも、知る人ぞ知る神社を訪れてお祓いをしてもらうなどしているケースはよくあります。原因がわからないということに、人間は不安を感じます。霊が悪さをしていることが原因なら、除霊をすることで、その不安も取り除くことができます。

除霊について

除霊

この霊障の原因となっている、人に取り憑いている霊を取り除く行為のことを除霊といいます。霊障を引き起こしている霊は、本来、その人に取り憑いているべきではなく、存在すべきところに存在していなければなりません。除霊することで、これまで霊により引き起こされていた霊障はなくなります。

除霊と浄霊

除霊

ただ、除霊しただけでは、霊は存在すべきところに行くわけではなく、漂うことになります。それでは、また元の人のところに戻ってきて、取り憑いてしまう可能性があります。浄霊という言葉もあります。浄霊は、読んで字のごとく、霊を清める行為のことを指します。浄霊を行うことで、霊を慰め、存在すべき場所まで導くことができます。

霊とはなんなのか

除霊

霊は、多くの場合、死者の魂であり、亡くなったあと、その魂が存在するべき場所に存在していない状態、すなわち、さまよっている状態が霊魂です。非常に抽象的ですが、霊は存在しているようなのですが、実体はないのです。生きている人間の恨みなどの強烈な感情が、霊として存在する場合もありますが、それを生霊といいます。

すべての霊が悪いわけではない

霊と聞くと怖さを感じる人もいらっしゃるかと思いますが、さまざまな霊があるので、なかには人間にとってとても良い影響をもたらしてくれる霊も存在します。
確かに霊と聞くと、正体がわからないものですから、その感じ方はまったく正常です。ただし、霊にも良い霊と悪い霊があることは、少なくともわかっていただけると、この先、話が進めやすくなります。

霊の種類

除霊

良い霊と悪い霊があるということは、霊には種類があるということです。ここからは、もしかしたらあなたも聞いたことがあるかもしれない霊の種類についてご紹介していきます。

背後霊

守護霊をまとめて「背後霊」と呼びます。背後霊は、ほとんどの場合、良い霊です。多くは霊自体がその人に取り憑くという使命を持っています。以下は主な背後霊です。

守護霊

守護霊は、見守る役割を持つ霊です。守護霊は、取り憑いた人間を守ってくれるとはいえ、その守り方は、まさに教育者のそれです。取り憑いた人に都合のいいような守り方をするのではなく、成長させることが守護霊が取り憑く目的です。人生にはたくさんの試練がありますが、これらをクリアしていくことは、さらにすばらしい守護霊との出会いにつながる可能性もあります。

守護霊のメインとなる主護霊は、取り憑く人と同性の霊です。この主護霊は、魂を成長させる役割を担うため、プレッシャーを加えてくるのも、この主護霊です。

指導霊は、その言葉どおり、プロフェッショナルな分野を見つけ、その分野で成功できるように導いてくれる霊です。単独で取り憑くというよりは「チーム指導霊」のような形で導いてくれることが多いようです。

支配霊は、取り憑く人の環境を司る働きをしている霊です。たとえば、人との出会いは、この支配霊が司っています。縁というものは、偶然の産物ではなく、この支配霊がコントロールしているものだということです。このあたり、意外に理解できるのではないでしょうか?

主護霊と支配霊の働きを支えるのが「補助霊」の仕事です。補助霊は、多くの場合、取り憑く人に近い人が担当するので、あなたの知っている誰かが憑いている可能性もあります。

先祖霊

先祖霊も背後霊の一種です。背後霊の中では、最もよく見られる霊だとされています。先ほどの補助霊と同じだというわけです。先祖霊は、やはりご先祖ですから、取り憑いた人間をかわいがるだけではなく、時に怒りをサインとして送るようなこともあるようです。

浮遊霊

ここまでご紹介してきた背後霊は、取り憑かれた人にとってはとても良い霊でしたが、ここからご紹介する浮遊霊は、多くの人が考えている霊そのものだといっていい存在です。ただ、完全に悪い霊というわけではありません。「浮遊」という言葉が表すとおり、実は自身が死んだという事実をわかっておらず、空間を浮遊しているというのが、この浮遊霊の特徴です。背後霊のようにご先祖様や親類など、関係のある人に取り憑くわけではなく、ただ単にフィーリングが合ってしまうと、この浮遊霊に取り憑かれてしまうことがあります。体調不良などの原因になる場合もあるようです。

地縛霊

地縛霊は、場所に取り憑く霊です。地縛霊という名称は、テレビなどからも比較的聞こえてくるので、聞いたことがある人もいらっしゃると思います。地縛霊は、なんらかの理由で、現世に思いを残したまま亡くなってしまい、その土地や場所から離れられなくなってしまった霊のことです。場所に取り憑くので、人に取り憑くということはないのですが、波長が合ってしまうと、人に取り憑くこともあるようです。その場合は、低級霊のように霊障を引き起こす可能性があります。

騒霊

ポルターガイスト現象という言葉を聞いたことがある人は多いかと思います。過去には映画にもなりましたし、近年では某モンスターゲームにも登場しているので、おなじみだという人も多いはずです。この騒霊は、まさにポルターガイストです。誰もいないはずの部屋なのに何かを叩くような音が聞こえてきたり、突然、扉が開いたりする…そのほかにも発光現象を引き起こしたりするとされています。

色情霊

色情霊は、色恋沙汰が原因で亡くなった人の霊、もしくは現在も生きている人間の生霊だと考えられています。色情霊に取り憑かれると、たまらなくセックスがしたくなるなど、生活に問題が出てきてしまいます。これだけ聞くと大したことのない霊に思われるかもしれませんが、色恋沙汰からくる問題は非常に危険です。セックスをしたくなるその衝動を抑えられなくなるということは、淫らな欲望のままに生きるということにほかなりません。

怨霊

怨霊は、強い恨みの念を持ち、その恨みの原因となった人間に取り憑く霊、もしくは生霊のことです。基本的には悪霊の部類に入りますが、非常に強い影響力を持つ怨霊に関しては、神社に祀られることもあるほど神格化されています。

生霊

ここまでにたびたび「生霊」という言葉を使っています。この生霊の難しい点は、生きている人間の霊であるということ。生霊には、ほとんどの場合、激しいネガティブな感情があるため、取り憑かれると大変です。まれにポジティブな生霊もあるとされていますが、とても対処の難しい霊であることに間違いありません。